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IT業界における一般的な働き方について

IT業界における一般的な働き方として挙げられるのが、正社員や派遣社員、フリーランスです。正社員という言葉は法律で定義されたものではありませんが、一般的に正社員とは、期限なしの条件で会社に雇われている人のことです。近年は他の働き方も注目を集めているものの、正社員が最もオーソドックスな働き方であることに変わりはありません。金融機関から信頼されやすい点は正社員の大きなメリットで、一定の勤続年数がある場合、クレジットカードの新規発行、ローン契約の審査で有利になります。

派遣社員は、会社員と同じく会社に雇われる形の働き方ですが、正社員が雇われている会社で働くのに対して、派遣社員は雇われている派遣元の会社ではなく、派遣先の会社で働くのが大きな違いです。また、派遣社員が派遣先で働くのは契約期間の間だけなので、契約が更新されない場合、派遣元のサイトを利用するなりして、仕事探しを始めないといけません。

フリーランスは、会社などの特定の団体に雇われない状態のまま、自らのスキルを活かしてお金を稼ぐ働き方です。近年の働き方改革によって、フリーランスエンジニアとなる人も増えています。クライアントの会社で常駐し働く場合、勤務時間などの労働条件は正社員とさほど変わらないケースが多いものの、在宅で仕事をこなす場合、基本的に時間の使い方は自由です。一方、フリーランスの難点として挙げられるのが雇用保険の対象外という点で、怪我や病気により仕事ができなければ、収入がゼロになる恐れがあります。